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糖尿病 糖尿病性網膜症は失明の恐怖 [糖尿病]

糖尿病性腎症と同じくらい怖いのが糖尿病性網膜症です。この合併症になると
ある日突然視力を失います。

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私の母はある日の朝「目の下が半分見えない」といって起きてきました。

私はまだ高校生くらいの時でしたから、眼底出血のことなど知らず目を圧迫してねた
んじゃないか?くらいに思っていましたがとんでもありませんでした。

当時の母の年齢は50代半ば、それから生涯片目の下半分はみえなかったのだと思
うとかわいそうでなりません。


糖尿病性網膜症は糖尿病の患者の半分の方が発症すると言われてます。
それだけ眼球の血管は細くもろいものなのです。

わたしも半年に20週に1回の割合で眼底検査を受けていますが、A1の出血があります。
A1は一番軽いもので視力に影響はありませんが、出ては消えてまた別の場所に出現します。

網膜症発生のメカニズム


糖尿病性網膜症が発症する原因は、高血糖による血液の流れの悪さに関係します。

特に網膜の周りには、極細の毛細血管が無数に張り巡らされています。
血液は、この毛細血管の中を通って網膜に栄養や酸素を運んでいるのです。

しかし、高血糖の状態が続くと、網膜に栄養や酸素が運ばれにくくなります。

高血糖により血液の中に余分な糖分が存在し、栄養や酸素を運んでいる赤血球の
働きを阻害します。

さらに、赤血球が固くなり血管の中を勢い良く流れなくなります。
目の毛細血管は、直径が約7ミクロン程度、しかし赤血球の直径は、約8ミクロン
と言われています。

元々、赤血球の直径のほうが、毛細血管の直径よりも大きいのです。

赤血球はやわらかければその性質を活かして、自分の直径より細い毛細血管
の中を通っていき目に栄養や酸素を運んでますが、高血糖により固くなった赤血球は
狭い毛細血管の中を通りにくなります。

しまいには、血管の中で詰まったり、コブができたりそして破裂して出血してしまいます。

怖いのは、さいしょのうちは出血も大きなものではなく、本当に小さなものなので、ほとん
ど自覚症状はありません。

しかし、しばらくすると、出血によってできる出血点や白い斑点が現れ始め、段々大きな
出血を起こすようになって進行していきます。

その後、血管が詰まったり破れたりして、網膜にきちんと栄養や酸素が運ばれなくなると
今度は網膜上に新生血管と呼ばれる新しい血管が出来はじめます。

詰まったり破れたりした血管は役に立たないので、新しい血管を体は作り
始めるます。

この新生血管ができれば問題ないじゃないかと思うと大間違いです。

この新生血管が網膜症をさらに悪化させてしまいます。
この新生血管はもろくて破れやすいのですぐに詰まってコブが出来て破裂します。

そうすると、さらに出血点が多くできることになり、眼底出血を引き起こして網膜症は
どんどん悪化します。そうなると悪循環に陥ってしまいます。

つまり、長期に渡る高血糖は、目の網膜に重大な被害をもたらし、失明の恐れがある
のですがかなり症状が進行してからでなければ、会社の健康診断などの簡易検査で
は発見されにくいものです。

年に1度は眼科で詳しい眼底検査をしてもらうことです。しばらく高血糖が続いているなら、
年に1度は眼科で詳しい眼底検査をしてもらうことです。

私が実施している日頃の健康管理のため血圧と朝一番の自己血糖測定お勧めします。


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