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アマチュア無線もディジタル化が加速 [アマチュア無線]

アマチュア無線といえばCQ、CQとどなたかお話しませんかという触れ込みで当時は

普及していった趣味です。

今考えると一種の出会い系?になるのでしょうか?

もっとも、ほとんどアマチュア無線をやっているのは「無銭」の学生でしかも男子でした

から当時「出会い系」などという発想すらありませんでした。

さて、話をもどして夢見る中学生の私は毎日学校から帰るとマイクに向かって

「CQ,CQこちらは...」と叫んではだれかから応答があると喜んだものいでした。

さらに、応答してくれたのが自分の家から遠く離れた関西や四国、九州はたまた

北海道だったりすると喜びもひとしおです。

そしたある日曜の朝のこと、いつものように「CQ,CQこちらは...」とやったところ

こたえてきたのはアメリカ西海岸のカリフォルニアからでした。

初めての海外との交信ですごく興奮したのを覚えています。

だんだんのめりこんでいきモールス符号の聞き取りと送信も身に着けて声で聞き取れないような

相手とはモールス符号で交信しました。




40年の時は流れ時代はインターネットやテレビもアナログ放送が無くなり地上波ディジタルに

なりました。電話も光通信の時代です。

アマチュア無線の交信も様変わりし微弱なディジタル信号を受信して、人間の耳で解読するので

なくパソコンに雑音の中から微弱なディジタル信号を解読(デコード)させて交信する楽しみ方

がはやりつつあります。

ただ、世界統一の決まりごとは毎分00秒から48秒間電文を送信することです。00秒から

0.5秒早く送信をはじめたりするとだれも応答してくれません。

そして全世界一斉に48秒から00秒までは自分のパソコンが受信したディジタル信号を解読します。

そして解読できた結果をパソコンの画面上に表示してくれるのです。

それをみて交信したいと思った局をえらんで再び00秒から呼び出します。出力は5Wから10W

洗面所の裸電球より少ない電力で地球の裏側と交信できます。

いまや、マイクもモールス符号を打電する電鍵も使わない新しい21世紀のアマチュア無線の1つの

形がはじまっています。

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タグ:JT65

今は過去の趣味となってしまったアマチュア無線と私 [アマチュア無線]

このブログを読んでくださっている方で「アマチュア無線」と聞いてどんなものかわ

かる人はどのくらいおいでになるでしょう?

言うまでもなくトランシーバーを使って電波で同じ趣味の人と話をしたり、自分の

電波がどこまで届くか自分の技術や設備を工夫したり、高い山に無線機をもって

いって交信しました。

また、短波帯の電波を使って海外と会話をしたり、時には自分の電波(声)が

地球の裏側のブラジルまで届いたことに喜びを感じたりする1970年代-1980年代

には全盛の趣味でした。




確か1980年代の後半に「私をスキーにつれてって」という映画で一躍アマチュア

無線が脚光を浴びた時代もありましたっけ。

2000年代に入り携帯電話が個々人に普及して来るにつれ若者がアマチュア無線

に興味を持たなくなり、日本においては今となっては団塊世代の老後の楽しみにな

ってしまいました。

(アメリカや欧州、旧ロシア圏の国々は再び若者のアマチュア無線への関心が復活
する兆しが現れていますが.....)

かつてはラジヲ少年であふれていた秋葉原はおおきく様変わりして、街角にはメイド

のコスチュームを着た少女がたくさん立ち、それを見に来ているのか外国人観光客

が目立ちます。

市場はなくなり、近代的な高層ビルと家電量販店。

アマチュア無線機を扱う店は数えるほどになりました。抵抗、コンデンサ、コネクタ、

トランスをなどの部品を扱う店も減りましたね。

そういった環境の変化にもめげず中学から進学、就職、結婚、出産を経てもその間

やめることなくアマチュア無線を自分の第一の趣味として楽しんできました。

当然、途中興味の熱がさがって他のことに熱中した時期もありましたが、短波帯の

無線機とアンテナはしまうことなく継続してきました。その結果、日本国内はすべての

市郡区と交信し、海外は地球上のすべての国や地域と交信しました。

中学生当時は音声通信とモールス通信が中心でしたが、昨今のデイジタル化の影響

でアマチュア無線もディジタル音声やディジタル文字通信など大きな進化もとげています。


さらに今の新しい楽しみ方の一つに小さなハンディトランシーバーを街中でつかってビル

の上にある中継器を介しそこからインターネットを通って遠く離れた町のアマチュア局と

電波とネットを介して話ができる装置が普及しています。

たとえば銀座から北海道の札幌の局と話をしたり、時にはドイツのベルリンの街を走る

車に無線機をつんだ人と会話ができたりします。

今やアマチュア無線の通信経路も電波だけでなくネットも使え手軽にに話ができる時代

になりました。



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